管理会計【中級・上級】に関する記事一覧
【管理会計 中・上級編 その6】株主への還元方法
企業が株主に儲けを分配する株主還元には、「配当」と「自社株買い」という方法があります。個人投資家は配当を望み、機関投資家は自社株買いを好みます。配当と自社株買いのメリットは何か考えてみました。
【管理会計 中・上級編 その5】M&Aの方法
企業の買収(M&A)を決める時、BS、マーケットバリュー、DCFで判断します。BSからは、資産の時価評価を行い、そこから負債を清算して評価します。マーケットバリューでは、類似した企業のPERやEBITDA倍率を比較して評価します。DCFでは、企業の将来のキャッシュフローを予測し、現在価値に直して評価します。
【管理会計 中・上級編 その4】最適資本構成 借金は悪いことではありません。
借入金や社債を利用するメリットは、金利を支払うことで節税でき、資金提供者である株主や銀行などの取り分を増やせる点にあります。デメリットは、将来的に返済できずに破たんする危険性が高くなるという点です。最適資本構成とは、借入金・社債を利用するメリットとデメリットのバランスを取れる資金を構成する比率のことを意味します。
【管理会計 中・上級編 その3】意思決定の方法 NPVとIRR
ビジネスの意思決定には、NPV、IRR、期間回収法の3つの方法があります。いくら儲かるかで評価するNPVでまず事業を評価し、さらにその儲け率の効率さを評価するIRRを併用する事が望ましい意思決定です。
【管理会計 中・上級編 その2】フリーキャッシュフロー
キャッシュフローはビジネスで最も大切なコンセプトです。キャッシュフロー計算書で示されるキャッシュフローは過去の数字ですが、管理会計で使うキャッシュフローは、未来のために使えるフリーキャッシュフローを意味します。
【管理会計 中・上級編 その1】お金の本当の価値を知る計算方法
今の1万円と10年後の1万円は、同じ1万円でしょうか。実は、お金の価値は時間とともに変わっていきます。なので企業は、この本当のお金の価値を考えながらお金を調達しなければなりません。そしてお金を調達するコストとお金を提供してくれた人たちが期待し要求する利益を上げていきます。お金の本当の価値と企業がお金を調達するコストはどのように計算することができるでしょうか。