【完全初心者向け】管理会計キャリアの始め方
1 管理会計のキャリアを考えてみる
管理会計を学習したいけど、何から始めていいかわからない。
具体的な管理会計の学習方法を知りたい。
管理会計と財務会計の違いって何?私はどっちを学習すればいいの?
今回のブログは、こんな方に必見です。
専門的知識を獲得して将来キャリアップしたい社会人
私がまだ若い頃、どんなビジネススペシャリストになればいいか迷っていた時、「これだ!」と思えたのが管理会計でした。
当時、会計と聞けば「つまらない」「数字に興味ない」「決算書なんてわからない」、そんなマイナスイメージしかなくて、ずっと会計分野を学ぶことは敬遠してきました。しかしそれは財務会計のことでした。
会社経営の意思決定、お金の流れ、監査業務などに興味があった私は、これらをすべてカバーしている分野は何だろうと色々と調べていくうちに、それは管理会計であることを知りました。
私は管理会計を学んで、人生が大きく変わりました。
仕事の質が格段と上がり、すべてが根拠に裏付けられたアウトプットを出せるようになりました。
そうしてキャリアを重ねていくうちに、年収も上がり、社会的地位もあがり、自由時間も増え、人生が好転しました。
今では管理会計のスペシャリストになって本当に良かったと思っています。
皆さんも今後のキャリアパスを考える時、管理会計を選択肢の一つに加えてみてもいいかもしれませんね。
その際、少しでもこのブログが役立てばうれしい限りです。
では、管理会計を学ぶにあたって、まずはこんな疑問から考えてみましょう。
- 基礎理解:管理会計って何?
- 学習の目標:管理会計の知識で経営力を身につけて、キャリアアップする
- 学習手順:基礎セオリー、基礎問題、実践練習(ケーススタディ)
2 管理会計って何?
会計には、財務会計と管理会計の2種類があります。
<財務会計>
財務会計は、決算書を作成して社外に向けて報告する会計です。「会計」と聞くと、決算書や難しい会計処理を想像します。特に文系の人が会計の苦手意識を持つ理由は、財務会計のイメージがあるからでしょう。
<管理会計>
管理会計とは、企業内部で意思決定に使うための会計です。英語で言うとマネジメント・アカウンティング(経営管理のための会計)です。
具体的に管理会計では、売上高やコスト等から、損益分岐点を割り出し、事業の継続、拡大、撤退といった、経営の意思決定のための分析をします。業績の評価や管理をするために、数字をもとに経営判断するのが管理会計です。
3 管理会計を学ふ目標
管理会計を学ぶ目標は、ズバリ「経営力を身につけてキャリアアップするため」です!
管理会計は、経営トップやビジネスリーダーになるために、必要不可欠なスキルです。
ビジネスリーダーに求められるスキルは、以下の通りです。
これらのスキルは、事業目標を達成するための管理能力でもあります。これを可能にするのが管理会計です。
管理会計の知識があれば、効率的かつ論理的な意思決定を行いながら客観的な判断力を用いて会社経営に携わるビジネスリーダーになれます。
ビジネスの成功のためには、忖度なしの数字に基づいた意思決定が必要です。意思決定で迷った時、管理会計の原則に戻れば、どんな難しい判断状況でも正しい答えが見つかります。このように、管理会計はビジネスリーダーにとっては不可欠な知識なのです。
しかし、管理会計は、実際にはまだ一部の大企業でしか使われておらず、まだまだ活用の余地が残されています。ということは、管理会計を学べば、他人が持っていない突き抜けたビジネススキルを手に入れることができます。
4 管理会計のキャリアチェンジって難しい?
キャリアチェンジするのって、結構ハードル高いと思いますよね。
未経験だけど専門的な知識を武器にして社内評価を上げたい、転職したい でも会計の知識はないし、難しそうだからムリ!
こんなふうに思い込んでませんか。
実は、管理会計はそんなにハードルは高くありません。
管理会計を用いた経営は、少数の大企業を除いては余りされていないのが現状です。
その一方で管理会計の期待は高まっていて、経営トップは意思決定するにあたっての数的根拠を欲しています。
つまり、管理会計ができる人材はいない、でも管理会計の分析方法は必要とされている、ので新規参入は意外と簡単です。実際に会計業界とは全く違う世界からから管理会計を学んでキャリアアップした人や転職した人たちも多くいます。
5 管理会計の学習手順
ではどうすれば管理会計のスペシャリストにキャリアチェンジできるでしょうか。
管理会計の学習手順はとてもシンプルです。
基礎セオリーを整理して頭に入れる、そして基礎問題を解く。その後は、他社をケーススタディー、最後に自社の経営分析をする。
本当にこれだけと思うかもしれませんが、初心者にとっての管理会計の学習方法の基本は、これだけです。
- (1)基礎セオリーを整理して頭に入れる
- (2)基礎問題を解く
- (3)ケーススタディー
管理会計の本を読もうが、会計資格の勉強をしようが、基本はこれだけです。
そして、抑えておくべき管理会計の基礎セオリーは、5つだけでOKです。この5つの知識は最低3か月程度で学習できます。
- 1 損益分岐点
- 2 ビジネス効率化のためのアウトソーシング
- 3 ABCを用いた間接費の分け方
- 4 予算の立て方
- 5 財務目標の立て方、KPIの使い方
これらの管理会計の基礎知識を使って他社や自社のケーススタディーをすれば、管理会計の基礎が身につきます。
管理会計をオンライン講座で勉強したいと思っても、管理会計の分野をあまり見たことがありません。それほど管理会計の分野は、まだ日本で認知度が低いということです。
キャリアアップのためのスキルとしては、完全にブルーオーシャンの世界です。
ここまで読んだあなたは、きっとこんな疑問を抱くと思います。
管理会計の基礎セオリーは独学できます。
独学するにはテキストが必要です。ではどんなテキストで学べばいいのでしょうか。
テキストには当たりはずれがあります。またテキスト選びにも時間がかかります。
なので、このブログさえ読めば、管理会計の基礎セオリーの概要がある程度わかるように解説したいと思っています。
会計の参考本はたくさんあります。私も100冊以上読みました。しかし皆さんが100冊読む必要はありません。このブログでは、私が費やした学習時間よりも少なくてすむように、管理会計の知識を凝縮して発信していきます。そうすれば、あなたも最短で管理会計を学ぶことができます。
- 初心者向けの基礎編は3か月
- 中・上級者向けの応用編はプラス3か月
- 管理会計の国際資格(米国公認管理会計士)は更に最低6か月
約1年ほどあれば、管理会計の完全マスターが可能です。マスターすればあなたは管理会計のスペシャリスト!
会計に苦手意識をもっている方でも、数学の知識は中3か高校1年生レベルがあれば十分です。
まずは、このブログを読んでみて管理会計とはどんなものか触れてみてください。
管理会計のプロフェッショナルレベルに達成することは、それほど難しくありません。
皆さんも、ぜひ経営トップやビジネスリーダー目指して管理会計を学んでみませんか。
もし、国際的な管理会計のキャリアを考えているのであれば、米国公認管理会計士USCMAがおススメです。日本語で学べるのは、現在TACだけです。
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米国公認管理会計士(USCMA)