資格試験に合格する方法
資格試験に合格できないのはなぜ?
資格試験に合格できないのは、頭が悪いからではありません。一回の不合格で資格試験に挑戦するのをやめてしまう人は、思い切って勉強方法を変えてみましょう。今までの学習方法がダメだから資格試験に合格できなかったのです。なので、不合格になった学習方法で勉強し続けても、合格することは難しいでしょう。
そもそも頭が悪い人なんて世の中にはいません。人間の脳はできる脳とできない脳に分かれていません。誰であっても「やればできる」脳を持っています。頭が悪いことが原因で資格試験に合格できないのではなく、学習の進め方に問題があるのです。
こんな学習方法で勉強していませんか?
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買ってきた参考書を1ページ目から読み、読み終わったら過去問題集の問題を解いていく
これは一番ダメな学習の進め方です。この学習方法こそが、資格試験に合格できない原因です。そもそも参考書を一度読んでその内容を覚られる人などは誰もいません。誰であっても一度覚えたことは3日後にはほとんど忘れるようになっています。忘れないためには復習することが大事です。
参考書を1ページ目から読んで一通り読み終わってから、最初の項目の問題を解く時は、読んだ内容のほとんどを忘れている状態です。学習した内容のほとんどを忘れているので、問題をやっても全然正解できなくて自信も無くなっていきます。そうしているうちに、学習する意欲も低下して途中で挫折してしまいます。ではどのように学習をすすめていけば、資格試験に合格できるようになるのでしょうか。それは落語家の暗記術にヒントがあります。
覚えたことを忘れない学習方法
落語家の暗記方法は、資格勉強に大いに参考になります。落語家は30分ほどの長い噺をどのように暗記しているのでしょうか。落語家は長い噺を一定の段落ごとに分割して、その小分けにした落語を少しずつ覚えていく方法で暗記していきます。
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1 小分けにした部分を覚える
2 前日に覚えた部分を翌日に復習して思い出す
3 記憶が定着してきたら、思い出す間隔を徐々に長くする
4 上記を続けて月に1回思い出して忘れないレベルにする
至ってシンプルな方法ですが、とても効果が高い暗記方法です。毎日何をやればどの程度記憶に定着するかを実感できる方法なのでぜひ皆さんも試してみてください。では、記憶すべきものは、参考書の内容でしょうか、れとも過去問題集でしょうか?
これはズバリ「過去問題集」です。過去問題集の前に参考書を読んでも、過去問題集をやる頃にはそのほとんどが忘れられています。参考書を読んだ内容がどのような形で問題になるかをしっかりと意識しながら参考書を読まなければ、参考書で学んだ内容はあまり試験では役に立ちません。
一方、過去に出題された問題から学習をスタートすると、試験で問われる内容が何か、なぜこの問題が出題されたかといった出題者側の意図も理解できます。それがわかると覚えるべきポイントが明確になり、学習の効率が上がります。
忘れさえしなければ合格できる
資格試験の勉強は、まず何より暗記が大切です。言い換えれば、暗記さえできれば資格試験は合格できます。 不合格になる人は、記憶した内容から答えを導き出す方法を忘れているからです。覚えた知識を試験日までに忘れなければ、きっと資格試験に合格できるはずです。
資格試験に合格する学習方法は至ってシンプルです。
それは、覚えたことを忘れないように、「忘れる前に復習して記憶に定着させる」です。
資格試験に合格するために勉強を始めた人が挫折する大きな要因は「時間がない」という壁です。仕事が忙しいのに加えて家族との時間も大切にすると、資格試験の勉強する時間がないと思っている人でも、過去問題集を徹底的に暗記したり、通勤時間や昼休みなどを活用して耳で聴きながら勉強時間を確保するだけで、合格に大きく近づきます。