米国公認管理会計士(USCMA)Part1 試験対策 基本テキストその1
1 まずは日本語で知識をインプットしよう
日本語で書かれた米国公認管理会計士(USCMMA)の教科書は、残念ながらありません。
英語で問われる試験なので英語で学ぶのが理想ですが、そうはいってもなかなかハードルが高くて誰もが英語でどんどん学習することは困難です。
しかし、知識はあるのに英語のせいで諦めるのは、とてももったいないことです。
なぜなら米国公認管理会計士(USCMMA)は、落とすための試験ではなく、しっかりと勉強すれば合格できるフェアで国際的に認知されている資格だからです。
日本語で答えらないものは、英語でも答えられません。言い換えれば、日本語で答えることができれば、後は言葉の置き換えだけです。英語に自信がない人が英語による試験に合格するには、まずは日本語でしっかりと管理会計の知識を理解することが重要です。
そこで、これからシリーズでUSCMAに合格するために、おさえておきたい知識を一問一答のかたちにして整理していきたいと思います。
もし、英語が苦手でどうしても日本語でまずは学びたいという方は、日本でUSCMAの講座を開講しているのは、現在TACだけです。
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まずは、Part 1: Financial Planning, Performance, and Analytics(財務計画、業績管理・分析)で、理解しておくべき基本的な問題を、セクションごとにまとめたいと思います。
2 External Financial Reporting Decisions「財務諸表報告の決定」に関する問題
External Financial Reporting Decisions「財務諸表報告の決定」は試験全体の15%を占めます。
ここではまず36個の基本的な質問に答えられるようにしましょう。会計に関する英単語も記載しましたので、この際に是非専門用語を英語で憶えると効率的な学習になります。
これらの質問に答えられるようになれば、USCMAの基本的な知識が習得は完了です。ここで得た知識はエッセイテストでも必ず役立ちます。あとは、試験問題をどんどんやっていって慣れていけば、きっと英語の壁は低くなります。
まずは下の質問に答えられるか、自分の管理会計の知識を確認してみてください。
答えがわからくても大丈夫です。わかっていたら勉強する必要はありません。
ここでは、この程度の内容がわかればUSCMAの試験対策の基礎はマスターできるというふうに思っていただくことが目標です。
Q1 財務諸表(financial statements)の直接的ユーザー(direct users)は誰ですか?
Q2 財務諸表の間接的なユーザー(indirect users)は誰ですか?
Q3 5つの財務諸表とは何ですか?
Q4 貸借対照表(balance sheet)とは何ですか?
Q5 貸借対照表を構成する要素は何ですか?
Q6 貸借対照表は何を評価するのに役立ちますか?
Q7 貸借対照表はどのような限度や制限(limitations)がありますか?
Q8 資産(asset)とは何ですか?
Q9 負債(liability)とは何ですか?
Q10 流動負債(current liabilities)とは何ですか?
Q11 流動資産(current assets)とは何ですか?
Q12 資本(equity)とは何ですか?
Q13 資本の6つのカテゴリーは何ですか?
Q14 所有主理論(the proprietary theory)とは何ですか?
Q15 非継続事業(discontinued operation)とは何ですか?
Q16 2つの測定基礎(bases of measurement)とは何ですか?
Q17 損益計算書から何がわかりますか?
Q18 損益計算書は何を評価するのに役立ちますか?
Q19 損益計算書を構成する4つの要素は何ですか?
Q20 収益(revenues)とは何 ですか?
Q21 利益(gains)とは何ですか?
Q22 間接法(Indirect method)において、営業キャッシュフローを計算するために調整する利益は何利益ですか?
Q23 間接法において、調整される5つのカテゴリーは何ですか?
Q24 費用(expenses)とは何ですか?
Q25 費用を認識するための3つの方法は何ですか?
Q26 損失(losses)とは何を意味しますか?
Q27 当期中に資産の変更があった場合、純利益(net income)の調整はどのようにしますか?
Q28 当期中に負債に変更があった場合、純利益の調整はどのようにしますか?
Q29 年度中の純売掛金が増加した場合、当期純利益をどのように調整する必要がありますか?
Q30 マッチング(matching)とは何ですか?
Q31 キャッシュフロー計算書(the statement of cash flows)の3つの活動とは何ですか?
Q32 キャッシュフロー計算書を作成する主な目的は何ですか?
Q33 キャッシュフロー計算書を作成するにあたっての2つの方法とは何ですか?
Q34 キャッシュフロー計算書では、現金以外の投資および財務活動(noncash investing and financing activities)はどのように報告されますか?
Q35 包括利益計算書(the statement of comprehensive income)には何が含まれていますか?
Q36 取引記録と報告(record and report transactions)に使用される会計の4つの基本原則は何ですか?
3 まとめ
米国公認管理会計士(USCMMA)試験の合格を目指している方は、是非一度自分で上記質問の答えを調べてみてください。
次回は、今回の質問の答え合わせをしたいと思います。
そしてその後は、米国公認管理会計士(USCMA)Part1 試験対策 その2「Recognition, Measurement, Valuation, and Disclosure」に関する質問に進んで行きたいと思います。
毎日コツコツと計画的に勉強すれば、きっと合格できるはずです。がんばりましょう。