米国公認管理会計士(USCMA)の勉強方法 その2:Essay試験にパスするコツ

米国公認管理会計士(CMA)

米国公認管理会計士(USCMA)のESSAY試験とは

「米国公認管理会計士(USCMA)の勉強方法」では、筆記試験のPart1・Part2のそれぞれ100問のマルチプルチョイス形式の問題について解説しました。
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米国公認管理会計士(USCMA)の勉強方法


今回は、Essey試験について書いてみたいと思います。
米国公認管理会計士(USCMA)Part1・Part2のそれぞれ100問のマルチプルチョイス形式の問題を計3時間で解き終わって50%以上正解した場合は、次のEssay(論述試験)に進めます。Essayは、2問で1時間(各30分)です。

Essay試験は、英語を第一言語としない日本人の受験者にとっては少し厄介です。なぜならEssay試験にパスするための魔法の公式は存在しないからです。米国公認管理会計士(USCMA)に合格した人の多くが、Essay試験を解くにあたって共通した解き方があります。その共通の解き方について、今回は解説します。

ESSAY試験の解き方

それは、100問のマルチプルチョイス形式の問題を解く時と同じように、まずは全てべての問題に目を通すということです。決して、第一問目の最初の言葉からじっくりと読んで答えていくことはしません。そうしていると、あっという間に時間が過ぎてしまい、第2問目の問題を解く時間が無くなります。

まずはざっと全体に目を通して、時間配分を決めます。最初から完璧に答えようとすると、英語で何を書いてよいか頭が真っ白になりますので、まずはわかる範囲で知っている知識を少しずつ足していくような感じで書き始めましょう。最悪、一問一答な感じの文章でも部分点がもらえます。なので必要以上に時間を架けずに解答し、点数を少しでも稼ぎましょう。すでに書いてしまった文章を校正したり、文法の間違いを直したりすることに時間は割かずに、更に必要なことを追記する時間にした方が確実に点数はアップします。

ESSAY試験を書く時の注意点

聞かれたことだけに答えることを意識しましょう。もしそれで1行しか書けなくて終わったとしても点数はもらえるはずです。わからないからと言って、自分の知っていることを何でも書いてしまうと、採点者は混乱してしまい逆にマイナスになる可能性もあります。

採点者は米国公認管理会計士(USCMA)試験のプロです。そのプロがEssay試験をパスさせるかどうかを決めることを忘れてはいけません。採点者が見ているのは、あなたが知っている管理会計の知識を適切に使って問題に取り組んでいるか、正確に答えを導き出そうとしているか、そのプロセスを採点します。ですからわからないからと言って決して、問題に関係ないことを1段落に10行も20行も書いてはいけません。

簡潔に要点をまとめて、聞かれたことだけに答えるように心がけましょう。採点者は百人もの受験者のEssay試験を採点します。採点間の立場でEssay試験に答えるなら、箇条書きにして、採点を容易にしてあがるような配慮の書き方は、良い点数を得られる可能が高くなります。

Essay試験の答えは一つではない

計算問題を除けば、Essay試験に完璧な答えはありません。米国公認管理会計士(USCMA)試験が求めているのは、あなたの考える力、意見をまとめる力です。管理会計士は、社内の監査や経営者の視点で意思決定するためのスキルです。客観的事実に基づいた価値ある分析と提言を経営者に提示するためのスキルは、YESかNOかの二者択一的な回答ではなく、会社や業界全体の課題をモーラしたうえで、どのような状況になってもある程度、柔軟性のある意思決定ができる思考が求めらえます。Essay試験はそうした意識で答えていくとよいでしょう。

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